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「30歳を過ぎたら健康診断を受けましょう。」
市の広報などで目にするフレーズです。普段何でもなく健康に思えても専門家が検査すると病気の兆候が見つかったりするときがあります。
兆候の時いわゆる早期発見は食生活の改善や飲み薬で治ってしまったりします。しかし本人が我慢できなく病院に駆け込んだ時には即入院、大手術をして、集中治療室で生死をさまようなんてことになりかねません。
建物も同じです。
新築後10年過ぎたら建物の健康診断をしましょう。その後5年おきがいいでしょう。
建物健康診断には3つのコースがあります。
■その1:劣化診断(インスペクション)
年月が経つと風雨や太陽の紫外線、鉄部の錆、腐食、木部の腐食、屋根材のずれや飛来物による割れなどの軽微な損傷を早く見つけて直せるも
のは直してしまいましょう。と言う診断です。
■その2:耐震診断
この診断は古い建物(1981年以前に建築した建物)について行う診断です。震度6以上の地震に耐えられるか、耐えられない建物ならばどこを
補強すれば安全な建物になるかを調べます。補助金制度があります。1981年以降の建物でも調査が必要なものもあります。
■その3:自然災害診断
台風や地震、火災、大風、竜巻などの自然災害が発生したとき保険会社に保険金請求するときに被害状況、程度などを調べる診断です。
せっかく月々保険料を払っているのですから保険金で次の災害の前に修繕しておきましょう。