住まいは ”自分らしい暮らしを実現する” アイテム。

界壁

大手賃貸アパート会社が世間を騒がせています。アパート、マンション、長屋などは昔からの建築基準法で住戸の仕切り壁(界壁)の構造は厳しく基準が定まっております。この界壁は火災時の延焼防止と遮音のために天井裏まで隙間なく設けなくてはならないとされています。(建築基準法第30条他)

万一火災が発生、延焼し、人的被害があった場合の責任は最終的にオーナーが負うことになります。最悪の場合、オーナーは懲役刑になることもあるでしょう。勿論不法工事をした工事会社の責任も大きいですが、おそらく金銭的な賠償で終わってしまうのではないでしょうか。しかも引き渡しから時効期間が過ぎれば、何もなくなってしまいます。私もこのアパート会社のアパートを沢山見たことがありますが、正直言って安普請です。施工も雑です。使用材料も最低のものが使われているようにしか思えませんでした。手抜き工事も目にしました。大規模な修繕工事なしでは30年は持たないように見えました。

元このアパート会社の社員がTVでこれらはほんの氷山の一角の一角ですよ。と、話されていたのが印象的でした。実際私も何人かのオーナーさんと直接話を聞いたことがあり思い当たる節があります。氷山の全貌が明らかになったときは・・・。

2019/5/30